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2025年10月5日

上司が変わると、職場が変わる

部下ができたら、これまで以上に“俯瞰して観る力”が求められます。
自分の業務だけでなく、チーム全体の動きを見て、全体最適を考えること。
これは管理職にとって欠かせない視点です。

私は、従業員研修の講師としてさまざまな組織に伺っています。
その中で感じるのは、職場の空気は上司の関わり方で大きく変わるということです。

大変失礼なことですが、上の立場の方について「残念だな」と感じる場面にも幾度となく出会ってきました。
実際、従業員の方から
「私たちより、〇長(管理職)の研修が必要なんじゃないですか?」
といった声が上がることもあります。

そんな時、立場上とても複雑な気持ちになります。
これまでに、従業員の問題だけでないニュアンスを柔らかくお伝えすることもあるのですが、私の力不足でなかなか思うようには伝わりません。

管理職の方々も日々、業務に追われ、心の余裕を失いがちです。
がんばっていらっしゃるからこそ視野が狭くなり、チーム全体を俯瞰する時間が取れないのだと思います。

だからこそ、私はエールを送りたいのです。
「まずは上司が変わることが、職場を変える第一歩です」と。
そして、そうした管理職の方もサポートしたいと思っています。

管理職も部下も、どちらか一方だけが変わってもうまくいきません。
双方が理解し合い、支え合う職場づくりを、これからも現場から支援していきます。