心がほっこりした時間~EXPO2025~
万博好きな美容室の店長に影響され、私も通期パスを入手しました。
そして先日、2回目の万博に行ってきました。
あるパビリオン内のカフェで、ホットのカフェオレを注文。注文スタイルは、いわゆるスターバックス方式で、レジで注文しカウンターで商品を受け取るセルフサービスです。
ネコ舌の私は「少しぬるめがいいんだけど、無理かな・・」とダメもとでつぶやくように伝えてみました。すると、それまで淡々としていた20代くらいの女性スタッフが少し表情をやわらげ「氷をひとつだけ入れましょうか?」と、優しく提案してくれました。
そのひと言に、思わず緊張が解けた感じがしました。
とても混雑した現場で、さりげない要望に耳を傾け、柔軟に応じてくれる姿勢は、決して当たり前のことではありません。
さらに、商品を待つ間にも、別のスタッフの方が「たくさんパビリオン回られましたか?」と声をかけてくれました。短いやりとりでしたが、「心を向けてくれている」彼女の気遣いが伝わり、気持ちが明るくなりました。
もちろん、万博という国際的な場では接客レベルが高いのは当然かもしれません。けれど、マニュアルを超えた「人に寄り添うひと言」が自然に出てくることに、やはり心が動かされました。
接客に限らず、どんな職場にも通じる「気づき」と「言葉の力」の大切さを改めて感じました。
忙しい日常の中でも、ふとしたひと言や小さな配慮が、信頼や安心感につながっていくのです。
今回の万博では、最先端のテクノロジーやAIにも多く触れましたが、そんな中だからこそ「人のまなざし」や「やさしいひと言」がより心に残りました。
時代がどれだけ進んでも、人にしかできないことの価値は、きっとこれからも変わらないのでは・・そう思えた、ほっこりした時間でした。